地方銀行の仕事を考える

悩める地方銀行員のつぶやき

地方銀行の仕事とは。

地方銀行の仕事とは何か。

そもそも地方銀行(地銀)とはどんな組織か。

正式な定義としては「全国地方銀行協会(地銀協)」に加盟している銀行と

いうことであるが、実態としては、その名の通り、一定の地域を拠点、中心として

営業活動する銀行のことである。都会である東京に本店があっても、一定の地域で

活動していれば地方銀行である(きらぼし銀行など)。

対比として、全国規模で営業をしているのが都市銀行(都銀)。今では合併により

巨大化したことからメガバンクと呼ばれるみずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行

の三行にりそな銀行を加えた四行がいわゆる都市銀行である。

 

次に、銀行の仕事とはどういうものか。

銀行の仕事の中心は、「預金」「融資」「為替」、この三つがが三大業務と

言われている。現在は業務内容が非常に幅広くなっているが、「銀行法」に

定められた業務に限り行うことができるとされている。

 

つまり地方銀行の仕事とは、上記の銀行業務を一定の地域を拠点として展開すること。

地域を拠点にするということは、その地域の経済状況の影響を大きく受けると同時に、

その地域の経済を金融面から支える義務がある、ということ。

地域には様々な企業があり、それぞれがサービス面や、雇用の面などで地域に貢献して

いるが、地方銀行は金融面で地域に貢献する。これが地方銀行の使命であり、都市銀行

とは決定的に異なる点である。